いままで, 個別に行ってきたブランドのいわゆる連呼型のテレビ・ラジオ宣伝は壁に突き当って, これでは味噌の需要拡大の道は開かれていかないということなのであろうか。今, 味噌の需要・消費の拡大・促進対策が業界レベルで熱心に論議されるようになり検討されているようである。著者は自ら実施した調査をも含めた3つの調査資料を駆使して, 味噌消費の動向を探り, 潜在需要開拓の足がかりを求めようとした。著者のユニークなこの意見は大いに参考としたいものである。