酒造業界も年々厳しさを増し所謂千石酒麗にとっては頭の蒲いところである。窮状打開策の一つとして企業合同があるが, そのやり方にも色々な方式があろう。気の合った若い経営者が相集い研究を霊ねた結果,「観光コース」開発の構成要員としての酒蔵という新機軸を打ち出した。未だ軌道に乗ったとはいい難いが, 一つの新構想としてここに取り上げた次第である。その設立経過, 抱負などには大方の参考になる点があるのではなかろうか。