管内9酒造場の醸造用水を採取し, pH, 蒸発残留物, 全強熱残分, Mアルカリ度, 陽イオン及び陰イオン含量を測定し, OctadiagramI (meq./l) を用いて用水の型を表示した。 同上用水3脱イオン水及び塩加工水を汲水として用い同一条件で作成した蒸米およびこうじを使用し7009総米の小仕込を行ない1上槽後の一般成分及びき.き酒を行なった。無羅入れ, 自然濾過法であった為一般成分の間には大きな差がなかったが, 生酒より貯蔵後水質により酒質の向上するもの, 変化のないものおよび劣化が認められたものがあった。