合理化とはこれを行うことによリ, 何等かの利益が生れなければならない。最近蛋白原料の高圧短時間蒸煮法の開発によリ, 窒素の利用率が90%の水準に達したが, そのため中小メーカーでは手のとどかない連蒸缶が必要になった。著者はNK缶蒸煮の再検討を行い, 利用率をあげるためには既存のNK缶をどう改造すべきか, 蒸煮条件をどうすべきか等について実例をあげ, 解説している。