清酒中の必ジカルボニル化合物の分画および同定を試みた。 1.清酒中の主なα-ジカルボニル化合物は4種であった。 2.3-D-Gの含量が最も多かった。 3.2番目に多いR f 0.66の物質を3-deoxy-D-pentosoneと同定した。 4.RfO.25の物質を91ucosoneと推定した。 5.RfO.61の物質は同定するに至らなかった。 6.3-D-Pは3-D-Gと同様, 清酒の貯蔵によって増加し, 3-D-Gの11100~1/200の含有量であった。