世界に勝れた民族酒があるように, 我国にも伝統の日本酒がある。しかし, 伝統のこの産業界にも, これまでにない不況の波が押し寄せている。このような時, 日本酒が過去の文化・経済・技術の中で, いかに育まれてきたか反省することの意義は極めて大きいと考える。 本号では, 学界の最高権威であり, 日本酒を愛し, その将来を憂う先賢に玉稿を賜わった。是非ご一読を-。