消費者の好みに応じてしょう油にカラメルを添加することは現在でも相当行われている。カラメルは雑法によリレプリン酸を含有することがあり, レブリン酸含量の多いカラメルを醸造しょう油に添加した場合, アミノ酸液使用しょう油の扱いをされる恐れがある。そこで, カラメル中のレプリン酸含量を把握し, しょう油中のレブリン酸はカラメルを添加したことに原因することを立証することは意義がある。本稿には, これらのことが解説してあるのでカラメルを使用する者の一読を乞う。