1) 麹歩合50%の減塩諸味の消化期間中における産膜酵母の発生を防止し, 同時にpHの低下を抑制するため, 諸味のpHを3.0~7.0まで調整する方法, アルコール添加法 (1.0~5.0%), 汲水歩合減少法 (10~6水), 更に嫌気的消化法 (20~30mm/Hg減圧下) を試みた。 2) その結果, 産膜酵母の発生を抑制し, pHの低下を防止するにはアルコールを2.0%添加するのが最も良い方法であり, 原料利用率の面や香気の点でも優れていた。