アルコール飲料は旨い, 甘い, 辛い, 香りがよいといった物理的評価の他に多分に心理的評価によって飲用される。 本稿では, 心理的属性を把握するための精神分析的アプローチの基本的な考え方が述べられている。さらに属性のうちでポジティブなものを強調する必要性, さらに商品を「擬人化」し人間的属性 (特に魅力的な表現) を付加して評価されやすくする手法が紹介されている。