1. 着色度はいずれも昭和50 (1975) 年から昭和52 (1977) 年にかけて急な減少傾向を示し, この間の品質向上が窺われた。また日付表示が明確になされるようになったのが昭和50 (1975) 年以後であるということと軌を一にした。 2. びん詰後経過日数は県内酒では1級より2級が短かく, 県外酒ではこの逆になった。また詰口月日が明示されるようになった昭和50 (1975) 年当初にいずれも低下傾向を示した。 終りに, 本研究について終始御指導下さいました東京国税局鑑定官室, 並びに試料を提供して頂いた千葉県酒造組合, 青年醸友会の方々, またこの調査を担当された元当場職員に深謝致します。