食物は本来保守的傾向の強いものであるが, 過去10年間における日本人の食生活は著しい変化を見せ, この傾向はなお進行して行くものと予想される。 こうした社会的変化の中で, 伝統的食品である味噌の需要は, 伸び悩みというよりは僅かながら減退の傾向を見せ始め, 将来が懸念されている。 この問題の一つの解決策として, 新商品の開発について御寄稿いただいた。