散乱光度法を用いたα-アミラーゼ, 酸性プロテアーゼ活性の簡易測定法を検討した。 試料には麹の抽出酵素液とこれに市販酵素剤を添加したものを用いた。 90秒で測定が可能であり, 得られた活性は国税庁所定分析法による活性と高度に有意な相関があった。 終りに, 本稿の御校閲を頂きました大阪国税局鑑定官室長原昌道博士に深謝致します。 また, 御協力ならびに発表を許可下さいました黄桜酒造 (株) 松本社長, 太田専務, 石川生産管理部長, 小西醸造部長に, 散乱光度計を羅配慮いただいたサーチ制御電機に感謝致します。