白糠味りんのpHを変えると, 混濁に変化を生じ, 酸性側に傾く程, 混濁が少くなる。しかし, 元のpHに戻しても混濁に変化が生じる。pH 4.7で貯蔵すると混濁が減少するが, 低い温度 (7℃) で貯蔵した方が高い温度 (25℃, 30℃) より減少が早い。これらの結果から, pHを変えることによって混濁母物質が, 非混濁物質に変性するものと推察した. また, もろみに乳酸を加えてpH 4.6~4.7にすると混濁防止ができることを認めた。