蒸留酒の蒸留廃液で培養した酵母を酵母溶解菌YLM-1で溶菌し, 酵母菌体内の酵素を可溶化することができた。溶菌液中の酵素の大部分は酵母菌体から由来し, 酵母菌体抽出液の比活性より大となった。 溶菌液は市販の酵母エキスと比べ, 酵母の増殖及び風味において優れている点が多かった。