アカジソの酸抽出液を用いてアルコール及び清酒をベースにしたリキュールを製造することを検討し, 次の結果を得た。 1. アカジソからの赤色系の色素は有機酸により抽出された。 2. 清酒を加えた酒類では吸光度 (OD52010) 0.25程度が視覚的に赤色系の飲料として好ましく, 酸度5-7及び直糖4-5%が適当であった。また, 清酒の混合割合は40%程度が望ましかった。 3. 清酒を混和した赤色系の酒類は特に光に対して安定であった。 4. 加熱殺菌によっても, また, 高温貯蔵によってもその色調は著しく損われるものではなかった。