1985年の夏は日本のワイン業界にとってまさにジエチレングリコール (DEG) の突風にゆれ動いた暑い夏であった。DEGのワインへの添加は当然否定されるべき性質のものである。一方, DEGの毒性についての確かな情報のないまま, 波紋が拡大していつた事態は異常であった。ドイツにおいてDEGに対する反響は如何であったか, ここに紹介していただいた。