新製品の開発には幾多の困難が伴なう。共同事業もまた然りである。したがって, この二つのハードルを同時にクリヤーするのは至難といえる。しかし需要開発のためには敢えて挑戦しなければならない選択肢の一つであるとして, 東京国税局管内の銘酒開発協同組合が発足して10年余, 今回新たに「吟の舞」がラインアップされた。指導的立場にある筆者にその経緯を紹介していただいた。