白醤油の醤油に占める割合は1974年には0.5%であったが, 2005年には0.8%と量的にはまだ少ないが着実に増加していると考えられる。白醤油は極度に淡色であり, 食材の持つ本来の色を活かすことができるので, 業務・加工用, 特に白だしなどへの需要が伸びていると考えられる。味りんは米麹をアルコールで仕込むが, 白醤油は小麦主体麹を食塩水で仕込むので, 白醤油は味りんと淡口醤油の融合したものとも言える。このように需要の伸びが期待できる白醤油について解説いただいた。