官能審査の結果から, ムレ香と生老香を区別する人は, 両者に同じ系統の香りの成分を認識し, 共存する老香が弱いとムレ香, ある程度強くなると生老香と判断している可能性が強いこと, ムレ香と生老香を同義語とみなす人は, 老香の有無と無関係にムレ香・生老香系統の香りを認識していることが示された。