焼酎に低線量のγ線を照射することにより次のような変化が生じることが明らかになった。 1. 10KR-30KRのきわめて低線量のγ線を照射することにより原料特性が消失すると同時に, 直鎖脂肪酸ニチルエステルが激減した. 2. 100KR-300KRの低線量のγ線を照射することにより, フルフラールが急減したが官能評価はあまり変化しなかった。 3. 1,000KR以上では酢酸エチルの増加, 新規ピークの生成がみられ, 異臭が発生した。