殺菌法については従来よリ広く火入れ法が用いられてきたが, 温度条件によっては香味バランスの変化や残存生菌による影響等, 小ロット・多様化製品の殺菌法としては種々の問題が含まれている。この問題点を解決できるような, いろいろな殺菌方法の導入が検討されている。今回, 常温下で処理できる磁気と磁性体粉体を用いた実験室レベルでの酵母の殺菌効果及びミニプラントを作成した場合の実用的なレベルでの使用可能性について解説していただいた。