吟醸酒の市販実現により日本酒が新時代を迎えようとしていた時期に, 目本酒を実際に「売る」と言う消費者ともっとも近い接点におり, また, いろいろな模索をくりかえし, 現在新しいスタイルの飲食店を経営している筆者に, 自己の体験に基づいて飲食店における器や店内の演出, さらには料理とのコンビネーションの問題など,“新時代” に相応しい日本酒サービスの在り方についての一つの考え方を述べていただいた。