日本梨の小仕込試験により, 酸に乏しいがスッキリとした味のあざやかな淡いルビー色の梨ワインを得た。このルビー色梨ワインの醸造条件について検討を行った結果, 梨品種としては, 新水種を用い, ワイン酵母K-3によって15℃ で発酵させることによって, 最良のルビー色色調の梨ワインが醸造可能であることが判明した。また, 発酵前の果汁への亜硫酸添加量は, ピロ亜硫酸カリウムとして50~150mg/1の問では, 製成ワインのルビー色色調にあまり大きく影響を及ぼさなかった。