1. 清酒酵母協会9号, 10号由来のアルギナーゼ欠損変異株 ( Car 1 変異株) を変異処理をせずに取得することができた。 2. この変異株を使用した小仕込試験により, ウレアを含まない清酒の製造が可能であった。これらの清酒では対照酒が約100ppbのECAを生成する加熱処理条件によってもウレアを含まない清酒からはECAは検出されなかった。 3. ウレア非生産性清酒酵母による膠の発酵経過, 生成酒の一般成分, きき酒結果等, 親株と大きく変わった点は認められなかった。