大豆の食品加工, 特に味噌, 納豆のような発酵加工では蒸煮に伴う煮汁の排出があり, その高濃度有機排水が排水処理の負荷を高め問題が多い。そこで煮汁の有効利用に関する研究も多く, 一部は実用化されている。本稿は, 食材としての高度利用で, 特に最近注目されている大豆イソフラボンの体調調節機能を活用しようとする新しい利用法である。