当局管内の清酒製品業者の出品により, 生酒等きき酒会を行い, 官能評価並びに製造に関する項目について調査し, 各項目間の相関係数を求めた。 管内の生酒等は, 管外のそれに比べて, アルコール度が高かった。また,ミクロフィルター処理は, 生酒の火落防止に対して有効であることが確認された。生酒の官能評価結果について, 11月の総合品質は, 5月のそれに比べて悪かった。これは, きれいさ, 新鮮さ, 生老香の各項目についても同様であった。 アミノ酸度が生酒等の総合品質やきれいさに与える影響は, 精米歩合, 粕歩合, アルコール収得量よりも大きかった。