甲州'に少量の'ベーリーアリカントA'(以下BAA) を混醸することによる赤ワインの製造を試験した。'甲州'に10%, 20%および30%の`BAA'を加え, 甲州'も皮仕込みとして3種の赤ワインを造った。BAA10%混醸ワインは色は充分であったが, 赤ワインとして個性に欠けていた。一方, BAA混醸30%ワインはBAAのアロマが強すぎた。BAA20%混醸ワインは色の強さ, 味のバランス, アロマが充分で, 優良ワインであった。