1. 清酒は高温で貯蔵することにより, TBA反応による可視領域の着色が増加した。 2. 清酒とTBAとの反応の結果, 生成された色素は, 過酸化脂質とTBAが反応することで生成されると報告されている赤色色素であると推定された。 3. 反応液の530nmの吸光度を測定することより, 赤色色素量が推定できることがわかった。 4. 赤色色素量は, 貯蔵温度が高く, 貯蔵時間が長いほど増加した。