近年, 非破壊分析法として近赤外線を用いた液状食品や粉状食品の分析が行われ, 一部JASの分析に採用されている。乳酸菌は, 糖の発酵形式により, 100%乳酸を作るホモ型と乳酸50%とアルコール26%作るヘテロ型に分けられる。乳酸菌の発酵形式の分類に, 簡易で且つ迅速に分析する方法が要求されている。 著者は, 近赤外線を用いた分光分析法により, 発酵形式の測定法を可能にした。今後は発酵成分の測定に発展することが期待されている。