食品からのサルモネラの迅速検出にBactometerを応用するために, 適当な増菌培地の選択と培養温度について検討した. Salmonella を検知された培地は6種類であり, その検知は8.4~16.7時間であった.このうちBPW/TMAOおよびSC/T/D培地による Salmonella の検知は15時間以上であり, その迅速性に欠けた. 1.Bactometer法によるサルモネラの検出は, ISS増菌培地の41℃ 培養で10時間以内に行える. 2.BactometerのISS培地による41℃培養で C freundii, E.coli, K.pneumoniae および P. mirabiliS は抑制された. 3.MLD培地を用いたBactometer法の41および43℃培養によってサルモネラは検知されたが, E.coli の抑制には問題があった.