摘果ニガウリの新たな利用法として, 二軸スクリュープレスを用いた搾汁処理による素材化について検討した. ニガウリの摘果実を二軸スクリュープレスで搾汁処理することにより, 搾汁液と搾汁残渣が約8対2の重量比で得られた. 搾汁前の素材に含まれていたビタミンCは, 搾汁後も高い割合で保持されており, 搾汁液と搾汁残渣におけるビタミンCの分布比はほぼ8対2であった. これら搾汁液, 搾汁残渣ともに付加価値の高い素材としての利用が可能であると考えられる.