2002年度~2004年度にかけて, 主要な葉菜類5品目 (キャベツ, ハクサイ, レタス, コマツナおよびホウレンソウ) を対象に, 市販されている野菜 (954件) に含まれている硝酸濃度を調査した. 併せて, 2003年度において, 特産野菜7品目 (チンゲンサイ, ノザワナ, カブ, シュンギク, ニラ, タカナおよびタアサイ) を対象に, 市販されている野菜 (140件) に含まれている硝酸濃度を調査した. その結果, 各品目とも品目内での変動が大きかった. また, 主要5品目のいずれも, 産地間での明確な濃度差は認められなかった. さらに, 主要5品目を対象として周年変動の有無を確認したところ, 全品目で変動の兆候がうかがえた.