1) 各種茶葉を混合し, 伝統的な後発酵茶の製造法を参考に新しく「発酵茶」を製造した. 2) 「発酵茶」の官能検査を行ったところ, 香り, 味, 総合評価において, 好きと嫌いの, 二極化した結果が見られた. 3) 四塩化炭素投与による肝障害に対する発酵茶の作用を調べた実験では, 発酵茶投与群で血中のGPT, GOT濃度の上昇抑制および, 肝臓組織の変性を抑制した. 特に4倍濃縮発酵茶を四塩化炭素投与30分前に強制経口投与した群の障害抑制作用が著しかった.