炊飯直後から保温経過で,米飯の状態について経時的に検証したところ,温水・長時間浸漬の条件は,炊飯食味計測定値,色調のb値(黄ばみ)及びにおい識別値(SC3)において,米飯の品質の劣化が示された.特に,黄ばみ及びにおい識別では,長時間浸漬が米飯の品質を劣化させる傾向を認めた.一般生菌数は温水・長時間浸漬の上澄水の汚染が認められたが,炊飯後ではいずれの条件もほとんど死滅した. 一般生菌数の測定は,長野県工業技術総合センター食品技術部門に依頼しました.この場を借り御礼申し上げます.