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  • 标题:宇宙日本食認証基準
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  • 作者:田島 眞
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:2007
  • 卷号:54
  • 期号:6
  • 页码:310-311
  • DOI:10.3136/nskkk.54.310
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    1. 宇宙日本食とは 世界各国が共同で運用している国際宇宙ステーション(ISS)に,日本が開発を担当した実験施設「きぼう」が2007年度よりいよいよ取り付けられることになった.その作業には日本人飛行士がISSに長期滞在する必要がある.彼らに日本食を提供することが計画され,開発を日本食品科学工学会に委託された.食品メーカーと印刷会社の協力により進められてきた開発が一段落し,2007年にいよいよ第1回目の認証が行なわれることになった. 2.宇宙日本食の認証の流れ 宇宙日本食の認証の流れは図1のとおりである.まず,認証を受けようとする企業は,試作品を製造する.ここで注意して欲しい用語として,「原料食品」と「最終食品」がある.加工食品は原材料から製造・加工されるが,できたものを原料食品と定義する.これをJAXA指定容器に包装したものを最終食品と定義する.宇宙食の場合は,製造企業が宇宙食のためのみに食品を製造することは少なく,市販食品をリパックするケースが多いからである.この場合はリパック前の食品が原料食品となる. 包装された最終製品は,1年間の保存試験が行なわれる.その間,一時的な昇温,低温試験も必要である.原料食品及び最終食品には,図1に示された各種の試験・検査が求められる.なお,検査の実施は,基準を満たした機関ならばどこでも良い. 検査が終わった食品はJAXAに申請される.JAXAはその評価を審査機関に委託する.現在,日本食品科学工学会が唯一の審査機関となっている.審査の結果,合格したものにJAXAより認定証が交付される. 3. 宇宙日本食認証基準 最も重視されるのが微生物検査である.その基準を表1に示した.この内容は米国NASAの基準に準拠している.商業的無菌食品いわゆるレトルト食品の場合は一般生菌数のみであるが,それ以外の食品では,原料食品に多くの基準がある.腸管出血性大腸菌O157は,日本独自の基準である.栄養成分の項目は一般成分と微量成分であるが,基本的に日本食品標準成分表に掲載の項目である.水分活性はその食品の保存性の判断のための参考にする.粘度はゾル状食品にのみ求められる.官能検査は,9点法で行い6点以上が合格である.認証基準の詳細は,JAXAホームページよりダウンロードできる.

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