未発芽小麦種子から,Z-G-G-R-MCA分解活性を指標に精製したペプチダーゼは,反応至適pHが7.5で,セリンプロテアーゼ阻害剤で阻害された.本ペプチダーゼは,アトピー性皮膚炎に関わる小麦グリアジンのIgEエピトープであるPQQPFやQQPFPを分解したが,小麦グルテニンのエピトープであるQQQPPは分解しなかった.