スモモ38品種・系統をヘキサン : ジクロロメタン(1 : 1)およびアセトン : 水 : 酢酸(70 : 29.5 : 0.5,AWA)で連続抽出を行い,得られたAWA抽出液を用いて,ORAC法およびDPPHラジカル消去活性法による抗酸化活性,ならびにフォーリン-チオカルト法による総ポリフェノール量を測定した.ORAC値は,ニホンスモモは2.49-7.06mmol TE/100g FWの範囲に,ドメスチカスモモは,1.53-5.71mmol TE/100g FWの範囲に分布していた.また,ニホンスモモおよびドメスチカスモモは,DPPHラジカル消去活性値(0.20-2.21mmol TE/100g FW)および総ポリフェノール量(45.7-247.4GAE mg/100g FW)もそれぞれr=0.717,r=0.803とORAC値と高い正の相関を示した.