D-プシコースの体脂肪蓄積抑制効果に関して,ラットを用いて検討した. 4週齢Wistar系雄性ラットに異性化糖食または異性化糖食にD-プシコースを1.3%,2.6%,3.9%,5.2%添加した飼料を5週間自由摂取させた.体重,摂餌量,脂肪重量および各種血液生化学的指標に及ぼす影響を検討した結果,D-プシコースを5.2%摂取した群は,異性化糖食と比較して,体重において有意な低値を示した.腎周囲脂肪および脂肪組織重量に関しては,用量依存的な低下が認められた.これらのことから,D-プシコースは異性化糖に対しても体脂肪蓄積抑制効果を示すと考えられた.