紅茶を対象としてAmplified DNA Fragment Length Polymorphism (AFLP)により品種の識別・同定を試みた.実験には,からべに,べにふうき,いずみ,Z-1,べにひかり,べにほまれの7品種の茶生葉より製造した紅茶と,市販されているダージリン,アッサム,ケニア,ジャワ紅茶を,そして日本の緑茶用31品種の茶生葉を用いて実験した.AFLPの選択プライマーペアーには Eco R I-ACA/ Mse I-CTGと Eco R I-ACT/ Mse I-CTCを用いた場合に,AFLP法によるべにふうきを含めて品種の識別・同定が可能であることが認められた.