ヤーコンの品種・系統間の各種特性を比較し,健康増進への寄与が期待できる食品として有望な品種・系統を見出すことを目的として,2カ年分の3品種および13系統のヤーコンの塊根および塊茎に含まれるポリフェノール化合物の含有量を中心に各種特性を評価した.3品種のうち‘サラダオトメ’および‘サラダオカメ’は塊根のポリフェノール含有量が多かった.16品種・系統のうち ‘ペルー1’,‘ペルー3’ および ‘ペルー4’ は特に塊茎のポリフェノール含有量が多く,‘CIP205029’は糖含量が最も多かった.ヤーコンの同一品種・系統の塊根および塊茎のポリフェノール含有量には正の相関が認められた.