ニワトリ由来コラーゲンペプチド CCOP およびブタ由来コラーゲンペプチド P-LAP を自然発症性高血圧ラット SHR に 14 週間連続摂取させる長期飼育試験を実施した.その結果,SHR の収縮期血圧において,CCOP 摂取群は,対照群に比べて 8 週目および 14 週目で,P-LAP 摂取群に比べて 14 週目に有意な低値を示した.また拡張期血圧においても,CCOP 摂取群は P-LAP 摂取群に比べて 14 週目に有意な低値を示した.一方,対照群と P-LAP 摂取群の間の血圧値にはいずれも有意な変化は認められなかった.また,病理組織観察の結果,CCOP 摂取群は対照群に比べて,肝臓および心臓において緩やかな臓器保護現象が認められた.