首页    期刊浏览 2024年09月21日 星期六
登录注册

文章基本信息

  • 标题:茶の品質と無機成分との関係について
  • 本地全文:下载
  • 作者:梶田 武俊
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:1963
  • 卷号:10
  • 期号:8
  • 页码:311-315
  • DOI:10.3136/nskkk1962.10.8_311
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    茶の無機成分をポーラログラフ法によって測定し,品質との関係について検討を行ないつぎのごとき結果を得た。 (1) 茶葉に含まれるカルシウムは上位葉よりも下位葉に多く,銅はカルシウムとは逆に上位葉に多くみられた。 (2) 製造工程の進むにしたがって鉄の増加を認めたが,これは製造工程中に使用する機械からの介入によるものと思われた。 (3) カルシウムは玉露のごとく上位葉を原料とする上級茶に少なく,番茶のように下位葉,木茎の混入する下級茶に多くみられた。 また紅茶のカルシウムも緑茶と同じように上質のものに少なく,質の劣るものに多くみられた。いっぽう銅は玉露に多く,煎茶,番茶の順に少なくなっていた。 (4) 同じ煎茶においても上質のものほどカルシウム含量が少なく,銅はこれとは逆に上質のものに多くみられた。 (5) 浸出時間が長くなるほど鉄の溶出量は増加するが,カルシウムおよびマグネシウムの溶出量には変化がみられなかった。 カルシウムの溶出率は茶の品質によって異なり,上質茶ほど大であった。ところが原茶に含まれているカルシウムは上質茶ほど少ないので溶出量には大差はない。 以上の実験は限られた試料であり,結論を出すことは早計であるが,茶の品質と無機成分,とくにカルシウム,銅との間にはきわめて深い関係を有することは明らかであり,逆に茶の品質を銅,カルシウム量から判定することが可能であるように思われた。 今後はさらに多くの試料についてマンガン,ニッケル,コバルトなどについても検討するとともに,成分移行の問題についても追究したいと考えている。

国家哲学社会科学文献中心版权所有