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  • 标题:果実罐詰内における糖および酸の挙動に関する研究(第5報) 果実,そ菜罐詰加工におけるエリソルビン酸の利用
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  • 作者:小曽戸 和夫 ; 数見 秀次郎 ; 黒田 儀三郎
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:1963
  • 卷号:10
  • 期号:9
  • 页码:368-373
  • DOI:10.3136/nskkk1962.10.9_368
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    エリソルビン酸を果実,そ菜のジュース,シラップ漬その他の罐詰加工に酸化防止,すなわち製品の色調改善を目的として試用した。トマトジュースでは添加したLの分解防止に明らかな効果がみられたばかりでなく,漿液の着色を防止した。白桃罐詰では罐内に添加すると糖液の着色がみられ,とくに効果は認められなかったが,罐桃罐詰では果肉から溶出した色素の退色がみられ,淡色となった。桃の調製果肉をEの20~50mg%液中に浸漬すると明らかに効果が認められた。 リンゴジュースでは破砕時と罐詰内に添加したが,紅玉では破砕時に使用しないで罐内に添加するのがよく,国光では破砕時に添加して罐内には添加しないほうがよいことが認められた。リンゴシラップ漬およびソリッドパック罐詰では,脱気に際してEの10~20mg%液を使用すれば明らかに効果が認められ,この際に食塩を併用すればEの量を減らしてもなお効果があり,しかも罐詰内での着色を防ぎ得るものと推察した。 以上の実験から酸化防止による製品の品質改善の目的には,Eで十分であってLと併用すればさらによい場合もあること,罐詰内に添加するとLでも同様であるが黄色の着色がみられ,この程度は量に比例するが非常に明るい色感であること,前処理工程中に使用したEの酸化物が,罐内に添加したLおよびEの分解と着色を促進することなどが認められた。

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