ガスクロマトグラフィーによって市販ラード10点の脂肪酸組成の分析を行なった。ガスクロマトグラフィー法は,運転の条件が適切であれば,再現性±1.3%以内で構成脂肪酸の組成を定量しうることを明らかにした。 市販ラード10点の主要脂肪酸組成の平均値は,パルミチン酸26.4±2.3,ステアリン酸14.2±1.7,オレイン酸41.6±2.7,リノール酸6.1±5.0,リノレン酸1.6±0.8%であった。