白桃大久保種を0~1℃に7~46日間冷蔵貯蔵して罐詰の製造を行なった。冷蔵障害として剥皮困難,果肉のかっ変および硬化などが生じ,これらは未熟果ほど早く現われ,加工熟度のものを冷蔵するときは,2週間までは貯蔵可能であるが,冷蔵により品質は劣化するからできるだけ短時日にとめる方がよいことが認められた。また剥皮部の顕微鏡観察を行ない,冷蔵による組織の変化を追跡した。