加糖粉末茶の吸湿性と変色との関係を明らかにするため,グラニュ糖にまっ茶を10~50%の各比率で混合し,各混合物の25℃,相対湿度40, 60, 81%の吸湿曲線と吸湿に伴う変色との関係を調べた。 その結果,各混合物とも相対湿度60%までは吸湿が少なく,ほとんど変色しなかった。相対湿度81%においては糖とまっ茶の混合は混合物の吸湿性を増大し,変色が激しくなることを認めた。とくにまっ茶の混入率の少ないものほど変色が激しかった。