(1) 本試験の結果から,生漬けにおいては食塩の使用量10%程度で2カ月前後,煮沸をして漬込みしたものは食塩の使用量最低8%で3ケ月は保存できるものと考えられる。 (2) 食塩の使用量20%程度になると食味が悪くなり,またナメコの歩留りにも影響することになるので,適当でないと考えられるが保存性があり,十分水で脱塩すれば食用としても好適なものであるから,生産者の自家用としてはよい方法と考えられる。 (3) 本試験においては防腐剤を使用しなかったが,防腐剤を併用することによって食塩の濃度をある程度下げ得るものと思われる。