通電処理したカキ殻カルシウムを試料として食品への応用実験を行った.実際の食品にカルシウム製剤を添加すると生菌数の減少が見られ,また抗菌効果が認められた.カルシウム製剤を直接あん等に添加した場合には,0.1%以下の使用範囲で,防菌,防カビ効果が確認された. 浸漬実験では,0.1-1.0%懸濁液で野菜,肉等の殺菌,抗菌効果が確認された.また,肉はカルシウム製剤処理により食感が向上した.