膨化物を時間を変えて焼成し,その微細構造を観察した.床板と接した部分では気泡が上方へ向かって成長しており,また表皮の近くでは中心から表皮の方へ向かって成長した気泡が表皮によって成長を妨げられているのが観察された.こうしたことから,膨化物の膨化組織は床板から伝えられる熱により形成され,天板からの熱により固定されて完成すると推察された.