(1) ジャガイモに含まれるα-ソラニンならびにα-チャコニンのHPLCによる簡易分析法の検討を行った.分析カラムとしてInertsil C8,移動相として20mMリン酸緩衝液(pH=6.8)+アセトニトリル(67:33)混合溶液を使用し良好なクロマトグラムを得た. (2) ジャガイモからα-ソラニンならびにα-チャコニンを抽出する方法の検討を行い,抽出溶液にメチルアルコールを用いた簡易な方法を確立した. (3) ジャガイモの各部位よりGAの定量を試みたところ,細根から最も高濃度のGAが検出され,葉,塊茎(表層部),茎からもGAが検出された.可食部である塊茎(髄質部)からは,GAは検出されなかった.